2011年09月09日

原始感覚美術祭から原始の里プロジェクトへ

8月29日の縄文夜話をもちまして、今年の原始感覚美術祭は幕を閉じました。
定員20名のところ50名近い参加者が訪れ、古民家Y邸での宴は深夜まで続きました。

作品の片付けも大かた終わり、やっと一息つきました。

常設作品として残されるのは、

淺井裕介「泥絵・山と人」2010-2011(西丸震哉記念館・開館時間内)
      「土の子-広場」2011(岬の田んぼ・日没まで)

青島左門「なまずみち(一部のみ)」2011(岬の田んぼ・日没まで)

本郷毅史「水源の間」2011(虹の家・要連絡)

杉原信幸「墓家-竪穴式縄文遺構」2010-2011(西丸震哉記念館・日没まで)
      「磐絵土間-イノリ雨」2011(古民家Y邸・西丸震哉記念館に予約)

キャロリン・ゼッター「バスケット」2011(西丸震哉記念館・開館時間内)
やまなみ工房「鬼」、他小品(西丸震哉記念館・開館時間内)

他、蓮沼昌宏「湖で描く湖」と黒田将行「こけしあそび」、野草(イエツァオ)「これから」が
常設展示場所を探しています。
木崎湖周辺で、もしここに置いてもよいという方がいたら連絡ください。
屋根がある場所が必要です。

そして祭というものは一時のものですが、
その準備には一年以上の時がかかっているものです。

原始感覚美術祭は夏の一か月間だけですが、
木崎湖畔では、原始の里プロジェクトが進行しています。
それはイベントとは名づけられない生活の中の小さな祭です。

そんな湖畔での生きることとの出会いに参加していくなかで
来年の原始感覚美術祭について考えましょう。

まずは、Y邸さんの鴨をさばく会、
これは命を奪い、命を頂くという、もっともあたりまえな日常に潜む
神秘ともっとも深い非日常を孕んだ、食べるということの意味を知る体験です。

ただあくまで、Y邸さんの個人的なイベントなので、公には告知しませんが、
興味のある方は連絡ください。

それから
葦舟引き上げイベントが9月18日、19日頃を予定

虹の家・蔵の「続土壁ワークショップ」

今度はコテを使って「中塗り」をします。
日程は、9月19日(祝)、20日(火)です。

9月25日頃からは、Y邸さんの稲刈り、はぜかけもはじまります。

興味のある方は西丸館まで連絡ください。

それにしても、今年イベントに参加してくれた
茂木さんや吉増さん、田口ランディさんなど、日本を代表する知性と感性をもった方たちが、
木崎湖畔をすごく気に入ってくれて、自ら、来年についての話をしてくれたのは、
うれしいかぎりです。

来年がどのように開催できるかはまだわかりませんが、
開催自体はされるように、すでに動いているようです。

それだけ、この地には魅力があるということですね。

杉原


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Posted by 原始感覚美術祭 at 23:21│Comments(0)お知らせ
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