2015年08月15日

山の口ぶえ(8月14日)

昨日、黒部ダムの玄関口である扇沢駅に向かう県道45号線沿いの川原にて、「知念大地」さんと「佐藤壮生」さんの企画、《山の口ぶえ》の初回公演が行われました。



佐藤さんのご挨拶から、不思議な時間が始まる。。



野良仕事をするような格好で入ってくる知念さん。





知念さんのおどりを描く、佐藤さん。


明日、16日にも最終公演が行われるので、まだご覧になってない方は、ぜひご来場ください。

https://www.facebook.com/events/1655612971319093/1655871501293240/

(Facebookイベントページ)  

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2013年07月08日

8/4 sun 奄美島唄の唄者 朝崎郁恵  『海に伝えて~奄美大島から海ノ口へ』



朝崎郁恵さんが海ノ口に奄美のシマ唄を響かせてくれます。


奄美大島で生まれ育った朝崎さんは、若い頃から東京に渡り、しばらく本島で暮らす。
その時、東京では特にうたの活動はされていなかったそうです。
奄美大島を離れていた時期に、奄美のシマ唄は随分と変化を遂げ、朝崎さんが奄美に戻る頃には、朝崎さんが千年も昔から歌い継がれて来たというシマ唄の伝統を唯一保存していた形になったそうです。
それに気付いた朝崎さんは、その伝統と、シマ唄のスピリットを伝えるべくうたの活動を始めたそうです。

私が初めて朝崎さんの唄を聴いたのは、ちょうど朝崎さんがシマ唄をピアノの伴奏で歌うという挑戦をされていたころでした。西洋の音程や、泊の捉え方とは全く違う、唄の言霊と魂と直結した声だけで成り立っているシマ唄に、西洋12音階のピアノがハーモニーを付けていて、それは不思議とお互いを強調していて、音源でしたがなにか私の真ん中がブルブル震えて止まなかったのを覚えています。なんと懐かしく、私の魂と共鳴するのだろう。こんな唄は今はないのに、聴いたことある、よく知っている、そんな感覚でした。

朝崎郁恵「おぼくり〜ええうみ」動画
http://youtu.be/Zlnr_msOiFg

いつか直に朝崎さんのうたを聴いてみたい。そう思っていた私でしたが、なんとそれが海ノ口で叶うとは、嬉しい限りです。ひとりでも多くの人に聴いてほしい。そう思います。

今年は三味線のタナカアツシさんといらしてくれるそうです。

場所は昨年『市が立つ』『スズキコージのお面でパレード』をやった海ノ口公民館。木崎湖を見下ろす景色が抜群の場所です。今年は染織家の園原弘美さんが、舞台の美術をやってくれることになりました。

8/4(日)は美術祭のオープニングになります。
5月に松本で制作された葦舟が、安曇野の『海』がつく地名を渡りながら人力で運ばれ、この日海ノ口へ到着、木崎湖に進水します。進水式のあとは、今年美術祭の核となる、海ノ口岬の田んぼに制作されたストーンサークル(杉原信幸)で海ノ口環状列石祭が行われ、オランダからの作家・アンドレア・ハックルのダンス、地元の海ノ口御神楽による神楽が演奏され、御神楽に連れられて海ノ口公民館へ、公民館庭で待っていた獅子舞と御神楽が披露され、海の流れを受け継いで、朝崎さんのライブとなります。
猟友会提供の猪肉によるしし汁の振る舞いもあります。


是非とも海ノ口へいらしてください。

スパン子


朝崎郁恵ホームページ
http://asazakiikue.com/

チケットについて
■前売受付(7/7開始)

◉お振込&送付
海ノ口キャンプ場
uminoquchi@folkevise.net

◉ネット販売(クレジット決済)

http://genshi.thebase.in/

◉チケット取扱店
Yショップニシ(木崎湖畔)0261-23-1900
西丸震哉記念館(木崎湖畔)0261-22-1436
グリナーズビレッジ(大町) 0261-22-5545
いーずら(大町)0261-23-7511
uno cafe (上田) 080-8348-8964
ariba ariba (白馬) 090-1914-6231
Natural Bagel Uta(松本)0263-35-8876
ひつじ屋(穂高)0263-82-3888
hiyori CAFE(長野市)026-237-6636
森と水バックパッカーズ=三井(長野)090-5527-5873

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信濃の国 原始感覚美術祭2013 - 水のまれびと
オープニングライブ
8/4 (日)
奄美島唄の唄者 朝崎郁恵  『海に伝えて~奄美大島から海ノ口へ』

千年、あるいはそれ以前から歌い継がれているともいわれる奄美大島のシマ唄が、木崎湖畔 海ノ口に響く

奄美・加計呂麻(カケロマ)島生まれの朝崎さん。
信仰と暮らしから生まれた「シマ唄」は、奄美の人々の心のよりどころー 朝崎さんは、奄美群島で、千年、あるいはそれ以上前から唄い継がれているともいわれる「シマ唄」の伝統を守り、古来より伝わる唱法で、完璧に唄える数少ない唄者のひとりです。
山間にありながら「海ノ口」と名の付いたこの土地には木崎湖というミズウミがあります。小さなこの湖も7割が海である地球の海のひとつとして、記憶を共にしているのかもしれません。朝崎さんの唄が懐かしく、心振るわせて、木崎湖海ノ口に、そして私たちに響き渡ることと思います。

会場 海ノ口公民館

出演 朝崎郁恵&タナカアツシ(三味線)

受付開始 18:00
開演 18:30

前売 3500円
当日 4000円
(いずれも原始感覚美術祭パスポート代込み)
*パスポートをお持ちの方は1000円割引きになります。

*猟友会提供の猪肉によるしし汁の振る舞いがあります。他、おやきやお酒のお店も出ます。



朝崎郁恵

奄美・加計呂麻(カケロマ)島・花富生まれ。
奄美諸島で古くから唄い継がれてきた奄美島唄の唄者(ウタシャ)。

島唄の研究に情熱を傾けた父・辰恕 (たつじょ)の影響を受け、また、不世出の唄者と謳われる福島幸義に師事し、10代にして天才唄者といわれた天性の素質を磨きかける。千年、あるいはそれ以上前から唄われてきたともいわれる奄美島唄の伝統を守り、その魂を揺さぶる声、深い言霊は、世代や人種を超えて多くの人々に感動を届けている。

ニューヨーク・カーネギーホール、ロサンゼルス、キューバなどの海外公演、国内では国立劇場10年連続公演等、数々の大舞台を踏んできたが、1997年に 発表した初のピアノ(高橋全)と奄美島唄のコラボレーションCD「海美(あまみ)」 が、ラジオで細野晴臣氏により紹介され「朝崎郁恵」は世に広く注目を浴びることとなる。

2002年、「うたばうたゆん(ユニバーサルミュージック)」67歳でメジャーデビュー。 その後も次々とCDを発表。坂本龍一、UA、ゴンチチ、 上妻宏光、姫神など数多くのアーティストと共演してきた。
近年では、NHK大河ドラマ「篤姫」劇中曲(作曲:吉俣良)に初の標準日本語をのせた「阿母(あんま)」(作詞:UA)や、NHK BSプレミアム番組「新日本 風土記」テーマ曲「あはがり」を唄う。

2011年、「ピアノと島唄のコラボレーションという新しい手法で島唄を知らない人々にも唄の深みと『奄美』を広めた」功績により第35回南海文化賞(南海日々新聞社)を贈られる。ピアノのみならず様々な民族楽器、ミュージシャンとのコラボレーションで島唄を唄い、奄美島唄と自身の可能性を広げ、その世界を深め続けている。
2013年5月からのNHK土曜ドラマ「島の先生」には、島の名物おばあちゃん役で出演。



タナカアツシ
東京出身。毎晩祖父(奄美・喜界島出身)の弾く三味線を聞いて育つ。
中学生でギターを始め、以降学生時代はバンド活動に勤しむ。
祖父の急逝を機にシマ唄熱が高まり三味線を独学。1999年よりシマ唄の第一人者朝崎郁恵に師事。
現在は朝崎氏の伴奏、シマ唄ユニット「マブリ」、シマ唄ロックバンド「THEワレンキャ」など都内を中心に音楽活動に励んでいる。







  

Posted by 原始感覚美術祭 at 03:00Comments(0)ライブ