2011年08月27日

(station) 海ノ口

明日はとうとう、
原始感覚美術祭フィナーレのイベント第二弾
「station,海ノ口」吉増剛造さんのgozoCineと田口ランディさんの朗読、雪雄子さんの舞踏、
吉増さんとランディさんの対談という稀有な時間が生まれます。
長野県大町市の麻倉で14:00より

今日は関根秀樹さんのすばらしい縄文体験ワークショップでした。
明後日は田中基さんの縄文夜話でクロージングです。


「(station) 海ノ口」
雪 雄子×吉増剛造×田口ランディ
パフォーマンスと対談

2011年8月28日(日)14:00~17:00

場所 麻倉

出演 吉増剛造(詩人)、雪雄子(舞踏家)、田口ランディ(小説家)
   山形淑華、杉原信幸

吉増剛造のGozo cineの上映、雪雄子の舞踏
田口ランディの朗読

吉増剛造と田口ランディの対談

参加費 3000円(原始感覚美術祭パスポート代含む)

  

Posted by 原始感覚美術祭 at 23:22Comments(0)お知らせ

2011年08月26日

土壁ワークショップ、顔まつり、こけしまつり、市が立つ

20日、21日と虹の家で行われた土壁ワークショップの風景です。
土と藁が混ざって発酵したような匂いの粘土を塗りつけていきます。



木を組んで下地をつくり、逆V字の荒縄を埋め込んで、塗り込んで行きます。
手で、土を叩きつけるように塗りこめていく作業はなんとも魅力的でした。
杉原も参加したかったのですが、イベントが重なっていたので、見学のみでしたが、
主に3回に分けて塗り重ねていくので、次回のワークショップにはぜひ参加したいです。

土壁ワークショップは美術祭期間以外にも継続して行われていくので、
興味あるかたは、虹の家の方まで連絡ください。

つづいて、
鈴木寅二啓之さんの
顔まつりワークショップ
海ノ口公民館で顔の美術の化粧をほどこし、
その場で撮影して写真展示を行いました。



参加者はみんなおもしろい顔に変身して
喜んでいました。

つづいて、
黒田将行さんの巨大こけしつくりです。





古民家の梁をつかった巨大こけしは
小さなこけしのように顔を書かずに
ご神体のような存在館を放っていました。



そして、美術祭のチラシの表紙の写真を展示して、ライブではフルートも披露した
市が立つの主催者、舘さんの旦那さんが、気合いの入った看板を書いてくれました。
後ろにあるのは木ロウソクですが、雨天の為使用できませんでした。
晴れていればもっとすばらしいイベントになっていたでしょう。
公民館内ではロウソクのあかりでイベントが行われました。
木ロウソクをつくってくれた虹の家くにさんありがとう。
また使う機会があると思います。

いよいよ「市が立つ~海ノ口夜市~」の始まりです。



子供神楽ではなく、もと子供だった東海ノ口神楽保存会の方が
気合いのはいった神楽囃子と獅子舞で口火をきってくれました。

鈴木寅二啓之さんの顔まつりの写真と神楽のコラボは
すばらしい光景でした。



獅子舞もこれぞ、伝統の祭りのパワーだといわんばかりの舞です。

つづいて、スパン子ライブ、鳥の女で
スパン子さん、舘さんと舞踏家、雪雄子さんの
コラボです。

地元のおばあさんやおじいさんたちもびっくりの
すばらしいライブと舞踏でした。



つづいて辻田陽子さんの狐の舞と飛び入りの山形淑華さんの朗読です。



そしてトリをつとめるのは
熊坂義人率いる大福ライブ
「湖、人間、喰らう」
舞踏の安田理栄さん、
アルトサックスのバッキ―さんが飛ばしまくる
すばらしいライブでした。



地元出店者の
おやきに、燻製たまご
地元野菜のミネストローネ、カレーにおでんに新鮮野菜やブルーベリーなど
おいしい食材に溢れたすばらしい市が立ちました。

地元と美術祭とがこれほど融けあって存在したシーンは、
今までなかったことと思います。

市が立つに協力していただいた沢山の方々に感謝したいと思います。
市が立つに訪れてくださった皆さん。
ありがとうございました。

杉原




  

Posted by 原始感覚美術祭 at 16:39Comments(0)原始感覚体験

2011年08月20日

市が立つ、顔まつり、土壁ワークショップ



今日は、海ノ口公民館の祭りの日です。
鈴木寅二啓之さんの顔まつりが、14時頃から始まり、
IWAさんによる「Merge nows color work-今に至る今と今からはじまる今を融合する。」
ワークショップが終日開催されます。
黒田将行さんのこけし制作ワークショップも行われ、

19時からは「市が立つ~海ノ口夜市~」が開催され、
地元の新鮮野菜などの市とアコーディオン歌手、
スパン子さんのライブと舞踏家、雪さんの舞踏
ウッドベースの熊坂さん率いる大福ライブ他
地元の子供神楽も行われます。

同時に今日明日と虹の家では本郷毅史さんの「水源の間」の蔵の補修を行う
土壁ワークショップも行われます。

この豪華イベントであると同時に、木崎湖畔の地元の人々とアーティストが出会う
すばらしい場である市での可能性は未知数です。

ライブ終了後は土壁ワークショップ講師も合流し、
夜話が行われ、お酒を飲みながら地元の昔語りを聞きながら
更けていく湖畔の夜を満喫しましょう。

市での出店予定
・酒、ビール
・おやき
・ブルーベリー、野菜など
・スミレの鉢植え
・ミネストローネなどスープ、玉子の燻製
・おにぎり、おでん、おつまみ

  

Posted by 原始感覚美術祭 at 07:46Comments(0)お知らせ

2011年08月17日

ウォールアートフェスティバル報告会

インドのブッダガヤの近くスジャータ村で行われた
ウォールアートフェスティバルの報告会。主催者のおおくにさんと
泥絵を描いた淺井くんとのトークとフェスティバルの記録映像上映。



インドと言う異国の地でしか生まれえない表現が生まれ
それがしっかりと記録され、多くの人に見られ、
今度は興味を持った人たちが実際にインドに行って、
一緒にウォールアートフェスティバルをつくりあげていくという
まつりの形は、非常に興味深い内容でした。

東京の仙川のニワコヤでの昨年の報告会に参加して
見せてもらった時以上に、今年のファスティバルはおもしろくなっていたようです。

トーク終盤には
インドのウォールアートフェスティバルで踊った
ダンサーの高須賀千江子さんが踊りを披露してくれました。

踊ることの喜びをそのまま表現するように踊っていました。

トークを聞いていた西丸震哉さんと奥さんの真美さんも
「妖精さん」と呼んで、とても気に入っていたようです。



西丸さんもインドの探検調査を行っており、
ウォールアートフェスティバルの報告会は
記念館の雰囲気とマッチしていたようです。

ただお盆だったこともあり、地元参加者が少なかったので、
もっと多くの長野の人に見てもらいたかった、すばらしい内容でした。

淺井くんとおおくにさん、高須賀さんのすばらしいチームワーク、
このように、違った分野の人が一つのことを成し遂げる為に協力していった時の力は
本当にすばらしいものだと感じました。

アートというのは、
それだけで閉じているのではなく、違う分野の人が集ってこそ
どんどん開いて、大きな力になっていく、祭りになっていくのだなと
原始感覚美術祭の在り方についても思う処がありました。

淺井くん、おおくにさん、高須賀さんありがとうございました。

ウォールアートフェスティバルブログ

杉原

  

Posted by 原始感覚美術祭 at 22:35Comments(0)関連イベント

2011年08月14日

タテタカコライブ in 原始感覚美術祭

信濃公堂のタテタカコさんのライブは
晴天の湖畔を見はらす会場に涼やかな風がながれ、
蝉の音と木々の緑の輝きが外には煌めいていて
歴史を重ねたほの暗い150畳の公堂に
タテさんの歌声が響き渡りました。

タテさんの歌声は、夕暮の暮れゆく時間の色のように澄んで
響いているなと思って聴いていたけれど

澄んだ風や廊下を走るちびっこ達
同じ大地に暮らすものとして大震災で失われた生活や命を
忘れないという想いを語ったタテさんの

最後の二曲、「かっこう」と「祈りの肖像」は
鳥肌が立つように、うたが解き放たれて
祈りが解き放たれた時間が生まれていた。

こんな時間が生まれたことに深い感謝をします。
湖畔に花を、蓮の花を捧げました。

信濃公堂を満員の人で満たして、
もっと多くの人と祈りの、うたの時間をつくりたいと思いました。

信濃公堂を訪れてくれたみなさんありがとうございます。
ほんとうにすばらしいうたをうたってくれたタテさん
ありがとうございます。



  

Posted by 原始感覚美術祭 at 10:02Comments(0)原始感覚体験

2011年08月09日

タテタカコライブとウォールアートフェスティバル報告会

茂木さんのトークに引き続き、
今週末13日(土)、14日(日)と長野県、飯田で活躍するタテタカコさんのライブと
若手アーティストとして国内外で活躍している淺井裕介さんの
インドの小学校での壁画制作の報告会が行われます。



インドのウォールアートフェスティバルを主催している
おおくにあきこさんと淺井さんの異国でのすばらしい体験は非常に興味深い内容です。
淺井さんの泥壁画は西丸館の地下にも展示されているので、
本人と作品と制作秘話も聞ける稀有な機会です。



タテタカコさんは昨年、西丸震哉記念館で、すばらしい歌声を響かせてくれましたが、
今年は、大正時代からつづく歴史ある木崎夏期大学の
湖畔を見渡す丘の上に立つ信濃公堂を会場に祈りを歌声を響かせてくれる予定です。

タテさんは今回の大震災後も積極的に東北の被災地を訪れ、
多くの人の痛みをともに感じとり歌に籠めて、それを祈ってきたと思います。

木崎湖畔からもそのような祈りの歌が響くことになると思います。
ぜひみなさん今週末のイベントにお越しください。
宿泊アート体験もまだ空きがあるようです。

杉原





  

Posted by 原始感覚美術祭 at 13:49Comments(0)お知らせ

2011年08月09日

マツリと茂木健一郎トーク

当日は突然の雨と雷の中、古民家Y邸でマツリが行われ、

海ノ口上諏訪神社では茂木健一郎さんのトークが行われました。
参加作家の本郷さん、蓮沼さん、槙野さん、雪さん、Y邸の農家さんと杉原も
トークに参加しました。

茂木さんは入り時間の関係で、美術祭の全貌を見る前のトークでしたが、
美術祭とこの地域の在り方について、とても重要な示唆を与えることを言ってくれました。

でもまだまだ
茂木さんと東京芸術大学の講義で語ったように、
おもしろい時間の深さが生まれるには、もう少し時間がかかるようです。

茂木さんはこの美術祭がつづくかぎり、
来てくれるということを言っていたので、
参加してくださる方からもっと言葉で出て
いろんな立場の人が出会い、新しいなにかを
生み出す祭としてのイベントになっていけばよいと思います。





参加作家の蓮沼さんのブログより

杉原  

Posted by 原始感覚美術祭 at 13:21Comments(0)原始感覚体験

2011年08月06日

茂木健一郎アーティストトーク

明日はいよいよ、脳科学者の茂木健一郎さんが
木崎湖畔にやってきます。

会場は海ノ口上諏訪神社の舞台です。
場の力のつよい場所なので、
いつもの茂木さんとは違った話が生まれるかもしれません。

原始感覚というものが茂木さんにとってどういうものなのか、
原始感覚美術祭をどのように見て感じるのか、
参加作家とのトークでも何が生まれるかわかりません。

トークもまた原始感覚を呼び覚ます、一つの祭となるよう
参加する人も質問や意見のやりとりをする場所になればと思います。

茂木さんとは、アートディレクターの杉原と参加作家の蓮沼昌宏さんが
東京芸術大学の美術解剖学の講義で出会い、語りあったことから生まれています。

明日のトークも東京芸術大学の講義のように、何が生まれるかわからない
創造の現場のような場所になればと思います。

みなさんぜひ楽しみに参加ください。

なお、駐車場は、神社から徒歩10分ほどの木崎湖漁協の駐車場をご利用ください。
田んぼの広がる風景を眺めながらの散歩は気持ちよいと思います。

それと杉原によるマツリ - Prayer in a lake - も茂木さんのトークの前に
14:30~ 古民家Y邸で行われます。

杉原



茂木健一郎アーティストトーク

2011年8月7日(日)16:00~18:00

講師 茂木健一郎+原始感覚美術祭参加作家
場所 海ノ口上諏訪神社・舞台
   ※駐車場は木崎湖漁協をご利用ください。

参加費 1000円(原始感覚美術祭パスポート代含む)

定員 100名
  

Posted by 原始感覚美術祭 at 19:36Comments(0)お知らせ

2011年08月05日

淺井裕介・公開制作

淺井裕介さんのY邸・味噌蔵の作品はオープニングまでに完成しましたが、
岬の田んぼの作品は、西丸館研修施設の庭で公開制作中になりました。

昨年に続き、淺井さんの弟、真至さんと
ササキさん、イシカワさんが手伝いながら形が見えてきました。

歴史を重ねてきた古民家の梁に、米粉と味噌で描いた作品と

淺井さんがあまり経験のない、ノミをつかっての梁を削っていく作業は、
こういうことがやりたかった。
はじめてだけど、こういうことをしていた記憶がある。
と言うほど楽しそうに作品を作っています。


体力的にはとうに限界を超えていると思われるけど、
とうとう2本の木柱が田んぼに立つ感動的な瞬間に立ち会えました。


  

Posted by 原始感覚美術祭 at 00:58Comments(0)滞在制作

2011年08月04日

葦舟ワークショップ・葦舟・蓮花の誕生


まずは葦を結んで束ねるところから始めます。
結び方からレクチャーです。


葦舟はみんなで力を合わせないと作れません。
子供も大人も、色んな年齢の人たちが一丸となって一つの形を作り上げていきます。


子供たちが蓮の葉を船首に挿しました。
この舟に葉を生ける感覚は抜群の感性です。
葦舟の名前は、蓮花(れんか)に決まりました。
これも参加した子供が命名しました。
仁さんは子供にも葦舟ワークショップの楽しさを存分に伝えます。


仁さんが、祈りの言葉を捧げて、お酒を葦舟にかけます。
急に雨脚が強くなり、お祈りが終わるとそれまで降っていた雨がやみ、
葦舟に乗っている間は雨がまったく降りませんでした。


ワークショップ参加者で記念撮影


みんなで運んで、葦舟を湖に入れます。


子供たちが乗り込みます。すばらしい光景です。


子供たちが流した蓮の葉が湖面に浮かんでいます。
これもアートです。


赤ちゃん連れの夫婦も葦舟に乗ります。


女の子たちが乗っています。
木崎湖に浮かぶ葦舟の姿はまさに原始の湖畔を彷彿とさせる
すばらしい光景でした。

仁さんすばらしいワークショップをありがとうございました。

葦舟・蓮花は西丸館すぐ下の湖畔に繋留され、
希望者は乗ることもできます。

葦舟に乗りたい方はぜひ西丸館までお訪ねください。

杉原  

Posted by 原始感覚美術祭 at 01:51Comments(0)葦舟ワークショップ

2011年08月02日

原始感覚美術祭オープニングの宴

30日のオープニングでは、地元の持ち寄り料理とお酒で
乾杯とパーティー。
その後、IWAさんのパオ型ドームの中で、
即興演奏会とカムナ葦舟プロジェクトの石川仁さんの葦舟の話。



雪雄子さんの即興舞踏と淺井裕介さんの即興ペイントと
原始感覚を呼び覚ます祭の始まりを予感させる宴でした。  

Posted by 原始感覚美術祭 at 20:07Comments(0)原始感覚体験