2013年03月14日

「大町市を魅力的で元気なまちにするプロジェクト」若手職員発表会+市民フォーラム

「大町市を魅力的で元気なまちにするプロジェクト」
若手職員発表会+市民フォーラムに参加してきました。

財団法人地域創造から派遣された東京大学の小林真理洵教授が、
行政と市民の地域づくり団体をつないで地域づくりを行うという
地域文化コーディネーター事業の発表会であり、

まだ、全国で4か所でしか行われていない画期的な試みで
柔軟な感性の小林さんが、すでにある市民活動を生かしながら、
市の若手職員にも町づくりのアイデアを考えてもらい、
一緒に地域づくりを行う気運を盛り上げる為の発表会です。

小林さんは原始感覚美術祭を非常におもしろがって応援してくれて、
今回も地域づくり団体の一つとして新しい代表の神原三保子が発表の機会を頂きました。





市若手職員の発表も、とても意欲的なものが多く
市長賞に選ばれた、新しい里山をつくるサバイバル村なども
原始感覚のコンセプトと近く、他にも連携して動けたら
おもしろそうな企画がありました。

市民の有志による大町ラボや
他の市民活動の発表もレベルが高く、
来年は大町市制60周年ということもあり、
これからの信濃大町が楽しみです。

杉原

  

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2013年03月14日

地方を変えた<アート力>北川フラム講演会「座」高円寺

アートディレクターの杉原です。

 原始感覚美術祭と縁の深い東京都杉並区阿佐ヶ谷の隣、高円寺で
北川フラムさんの講演会があるということで、作家の黒田さんに呼ばれて
行ってきました。松本からの高速バスで偶然、作家の青島くんに会うという偶然もありつつ。

 会津・漆の芸術祭のシンポジウムで何度か話を聞いたことがあったけれど、寡黙なフラムさんは多くを語らないので、一人の講演会で、これだけ濃密なフラムさんの話を聞いたのは今回が初めてだった。それも東京の高円寺で、妻有アートトリエンナーレや瀬戸内国際芸術祭についての話をするので、地方の芸術祭から都市を見つめ返すという視点もおもしろかった。

 まず、アートありきではなく、現在の状況における問題の核心について語り、それに応答する方法として美術という在り方がもっとも可能性がありかつおもしろいという語り方であるので、その寡黙さと同じく、核心のみを見ている。

 自分の住んでいる町が、災害に見舞われたとき、助け合い、生き残ることができるかという、生存の根本から考えること。仕事場のある代官山について、都市が都市となる過程で同潤会アパートの果たした共同体を支える装置としての在り方、国や他に期待するのではなく、自分たちが生きている場所から自分たちでなんとかしていくしかないということ。

 そして瀬戸内や妻有の実例を紹介し、そこに多くの人が訪れることから、都市が身体性やその生の根拠を喪失して、それを外部の自然の中に求めざるを得ない状況になっていることから、都市におけるアートフェスティバルが、ただの経済の活性化ではなく、都市においてムラを再生させていくというイメージは、秀逸だった。

 そのような繋がりの再生による都市の再生は、フラムさんにとってもまだ、未知なる可能性であり、そこに生まれるアートというのも、新たな可能性を持っているのだろう。この越後という厳しい大地から見つめられる視座によって見出されるもの。

 今日の話を聞いて思ったのは、地方が疲弊し、再生を必要とするのと同じように、都市もまたまったく別の部分で疲弊し、再生を必要としているのかもしれない。それらは実は表裏の関係にあり、互いに補完しあうことで、新たな生き方が見出されるのかもしれない。それを繋いでいくものとしてアートや美術がある。その都市の再生についてのイメージを得ることができた。

 ただフラムさんが紹介した作品のうち本当に力を持っている作品が何点あるかということを考えると、アートの力というものをフラムさんの方が広い意味で考えていて、それはアートディレクター、企画者としてのおもしろさが強い気がした。
原始感覚美術祭は、アートディレクター、企画者である以前に作家の感性で企画もやっているというところの見据える場所があるのだと思う。

NPO法人TFF →http://www.sugi-chiiki.com/npo-tff/content_disp_ex.php?c=4d943fe30ae4a&p=5126c78f7ccfe

  

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2013年03月14日

春のチャリティライブのお知らせ

アースデイおおまち×麻倉×ピースフルガーデン×原始感覚美術祭
春のチャリティライブのお知らせ。

アースデイおおまち主催二度目となる保養ステイ。
「一日でも長くいて欲しい」という願いがかない、今夏は大町の木崎湖畔で2週間に渡って行うことが決定しました。

そして桜咲く4月、
保養ステイを成功させようと集まった仲間たちとともに、チャリティライブを開催します。
迎えるのはチエコビューティ、白馬サブニュマ and more...。

おいしい食べ物・飲物もご用意。
音楽を楽しみ、おしゃべりを楽しみ、
そしてともに生きるということを考えたりできたなら、幸いです。

たくさんの皆さんのご来場をお待ちしています。

出演アーティストや入場料等、新着情報はアースデイおおまちフェイスブックページにて随時お知らせいたします。

とき:4月20日(土)15時開場(予定) 会場:麻倉お問合せ:アースデイおおまち実行委員会事務局0261-22-5545(グリナーズビレッジ内)

◯原始感覚美術祭でもこのブログ、ツイッター、FB でお知らせします。
セカンドパーティーは大町バックヤードで予定してます。みなさんスケジュール明けといてくださいね\(^o^)/  

Posted by 原始感覚美術祭 at 00:07Comments(0)関連イベント