2012年03月28日

大島龍展 RESONANCE・青

今年の原始感覚美術祭参加予定作家の
大島龍さんの個展が、昨日から銀座ゆう画廊で始まりました。

龍さんは青をテーマに版木を重ねることで、
一点ものの版画を制作します。
これは版木を使って描かれた絵のようでもあります。
美しいブルーの震えるような色と、
画面上に影が落ちているような空間性は
とても魅力的でした。

杉原と本郷、蓮沼、青島と
原始感覚美術祭参加作家がオープニングに駆けつけ、
龍さんのオープニングに集った人たちと楽しい時間を過ごしました。

龍さんは北海道の石狩で制作を行う版画家。
石狩のアトリエ前では大野一雄さんの舞踏公演
「石狩の鼻曲り」が行われたり、龍さんの個展では
大野一雄さんが踊っていたりと、大野一雄さんと
深い関わりを持ち、オオカミを追いかけて
ロッキー山脈まで行って、本物のオオカミと
遠吠えで会話するなど、まさに原始感覚を体現する
野生の感覚をもった作家です。

また版画家であると同時に詩人でもある龍さんは
版画だけでなく、木崎湖畔の自然物に向き合う
インスタレーション制作の可能性についても語ってくれました。
龍さんが、木崎湖でどんな野生の感性を生み出してくれるのか
とても楽しみです。

杉原

大島龍展 RESONANCE・青
会期:3月27日(火)から4月5日(木)12時~19時
会場:東京都中央区銀座3-8-17 ゆう画廊 5/6F
   銀座中央通りの松屋うら二本目通り
電話:03-3561-1376
URL http://ywgarou.jimdo.com/

  

Posted by 原始感覚美術祭 at 12:50Comments(0)お知らせ