2015年06月07日
海ノ口レイクヘンジ田植え
海ノ口レイクヘンジの田植えを行いました。
宮本常一の『忘れられた日本人』の中で、縄に印をつけて正条植えをするようになって田植え唄が消えたという話があって、田植えを唄を唄いながら適当に、と言っても植え幅はだいたい30cmくらいになるように植えてみようと思い、
田植え唄の掛け合いの音声を何度も聞いてフレーズを覚えて、唄いながら植える。
日が傾き、山の背に日の沈む少し前、
素足をみな底にひたして、
みなもにただよう泥のひかりに澄んだ
しろ
しろかきのしろは
とうめいなみなもを纏ったひかりのしろ
この泥のしろに
挿し入れられた早苗の
謳歌する生のハネ
わたしの足はこのひかりの景色に根をはる
一瞬の瞳
早苗はみなものふるえをうつして
かがやく
ひかりとなったみなもと
そらをみつめる
泥のなかに素足をいれて一日過ごしてから、
足を洗うと禊されたように気持ちがいい。
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